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約1400人が乗ったフェリー、紅海で沈没

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2006年2月4日】

赤い丸が事故の発生地点

エジプト東部ハルガダの沖70km付近の紅海で現地時間2日夜(日本時間3日朝)、約1,400人が乗ったエジプトの海運会社エルサラーム・マリタイム・トランスポート(el-Salam Maritime Transport)のフェリー『アルサラーム・ボッカチョオ98』(Al-Salam Boccaccio '98)が沈没した。

朝日新聞によると、船は現地時間2日午後7時にサウジアラビアのドゥーバ(右図のDuba)を出航したが、まもなく消息を絶った。事故後エジプトとサウジアラビア双方が捜索を開始し、救助に当たっている。3日午前3時にはサファーガ(右図のSafaga)に到着する予定だった。エジプト当局は、324人が救助され185人が死亡したと発表したほか、同国運輸相は、事故原因は不明だが乗客は定員の2,500人を下回っており、救命ボートの数は足りていたはずだと述べた。一方海運会社側は、船は安全基準を満たしていると述べたという。

読売新聞によれば、乗客のうち1,200人程度はエジプト人で、エジプトからサウジアラビアに出稼ぎに出た人たちが多数含まれている。事故現場は強風が吹いており、捜索・救助活動は難航している。

朝日や読売によればエジプトの大統領報道官は、船に備え付けてあった救命ボートの数が不足していた可能性を示唆したほか、船が車約200台を乗せていたことから、船に問題があった可能性が高いと述べた。また、火災が発生していたとの情報が乗客からもある。

BBCや朝日によれば、98年にも同じ海運会社の船が衝突事故を起こし、2人が死亡し40人がけがをしている。

BBCによれば、『アルサラーム・ボッカチョオ98』は総トン数1万1,779t、全長118mで、1970年にイタリアで建造された。

Middle East Timesによれば、現場は強風が吹き波が高く雷が鳴る悪天候ながらも、比較的気温が高いことから行方不明となっている人たちの生存の可能性があるという。

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