第85回天皇杯サッカー・浦和レッズ25年ぶり優勝

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2006年1月1日】

1月1日の報道機関各社によると、日本サッカーの公式戦である第85回天皇杯全日本選手権大会の決勝戦が同日、東京都新宿区国立競技場で行われ浦和レッズ清水エスパルスが対戦、2-1で浦和レッズが勝利し、前身の三菱重工サッカー部時代から数えて25年ぶり5回目の優勝を決めた。

Jリーグ発足以後の浦和レッズとしては天皇杯初制覇で、2003年Jリーグナビスコ杯、2004年のJ1リーグ第2ステージ(後期)に次ぐ3度目のタイトルとなった。

毎日新聞によると、浦和レッズは前半39分にコーナーキックのクリアボールを生かして堀之内聖が先制ゴールを挙げると、後半28分にロブソン・ポンテ→赤星貴文からのパスを受けたトミスラフ・マリッチが2点目のゴールを決める。一方清水エスパルスは前半から積極的な攻めを見せるものの得点につながらず、後半31分に市川大祐がフリーキックのこぼれ球を押し込んで1点を返すものの、終盤に平松康平が2枚目のイエローカード→レッドカードで退場し、反撃は及ばなかった。

スポーツニッポンによると、浦和レッズのギド・ブッフバルト監督は「途中まではどこに転がり込んでもおかしくなかったが、今日はうち(浦和レッズ)にツキがあった。選手が2年間一生懸命やったことを誇りに思う」と、また清水エスパルスの長谷川健太監督は「今シーズン(2005年度)レッズに1勝出来なかったことが悔しい。この試合はその思いをぶつけたが、最後の牙城を崩せなかった」とそれぞれコメントしている。

浦和レッズはこれにより2007年のアジアチャンピオンズリーグに出場する権利を得た。また、2006年2月25日に行われるゼロックススーパーカップでは2005年J1リーグ優勝チームのガンバ大阪と同じ国立競技場で対戦することが決まった。

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