短信:2014年/7月/4日
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- (スポーツ)高松市にある香川県立体育館の耐震補強工事の入札が不調となっている問題で、香川県は改修工事を見送り9月末で閉館する方針を正式に表明した。同体育館は日本を代表する建築家の丹下健三氏の設計によるもので、1964年に竣工。しかし、近年は建物の老朽化や吊屋根の耐震補強が必要であることから、2012年以後メインアリーナ(3階)を閉鎖し、1階のトレーニングルームのみは利用可能としていた。しかし2013-14年にかけて合計3回行った入札では応募者がなく、香川県は2020年東京オリンピックに向けた競技施設建設の資材価格の高騰や技術者の流出などから、改修への関連予算が組みにくいことや、全国規模の大会も天井の高さの問題などから開催が不可能であることなども踏まえ、体育館としての閉鎖に踏み切った。ただ、丹下氏設計という文化的な価値などから、再開発については売却や取り壊しを含め幅広く検討するとともに、昨年度から進めている新しい体育館の建設へ向けた検討も重ねている - 四国新聞(7月2日付)・同(6月28日付)