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日本被団協に2024年度ノーベル平和賞 1974年の佐藤栄作氏以来日本人2組目の快挙

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2024年10月12日】 ノルウェーノーベル賞委員会は現地10月11日、2024年度ノーベル平和賞の受賞者に、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)を選んだことを発表した。「核兵器が二度と使われてはならないと証言してきた」ことを受賞の理由に挙げた[1]。日本人のノーベル平和賞の受賞は、非核三原則を訴えて1974年に受賞した当時の首相佐藤栄作氏に次いで2組目となった[2]

受賞の決定を受け、日本被団協の箕牧(みまき)智之代表委員は、広島市役所で記者団に「本当に夢のよう」と語った上で、「賞をいただくことで発言力が一段と上がるのではないか。地球上から核兵器が無くなるまで私たち被爆者は訴えていかないといけない」と今後についてのべ、日本政府に対しても「核兵器禁止条約の署名批准を前向きに考えてもらわないといけない」とする注文を述べた[3]。またそのうえで、箕牧氏は「世界中が平和であってほしい。平和であれば、みんな幸せだ」と戦争反対を強く訴え、「戦争は人殺しだ」と非難する声明も併せて出した[2]

またこの日本被団協のノーベル平和賞受賞は、日本国外でも速報として伝え、AP通信(アメリカ)は「中東、ウクライナなど世界各地で起きている壊滅的な紛争を背景としている」と伝え、ウクライナ情勢によるロシアが核兵器の使用を示唆する中で、国際社会で核に対する懸念が高まる中で受賞が決定したとする見方を示している[4]

情報源

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  1. 朝日新聞デジタル・ロンドン=藤原学思 『日本被団協にノーベル平和賞 「平和への希望に関与、たたえたい」』 — 朝日新聞, 2024年10月11日
  2. 2.0 2.1 読売新聞オンライン・オスロ=梁田真樹子 『核兵器廃絶の長年の訴えにノーベル平和賞…被団協代表委員「世界中が平和であってほしい」』 — 読売新聞, 2024年10月12日
  3. 時事ドットコム・時事通信社社会部 『「本当に夢のよう」 日本被団協が会見―ノーベル平和賞』 — 時事通信, 2024年10月11日
  4. NHK NEWS web 『海外メディアも速報で伝える 日本被団協にノーベル平和賞』 — 日本放送協会, 2024年10月11日