日本相撲協会、若ノ鵬容疑者の解雇を正式決定

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2008年8月22日】 産経新聞、中日新聞によると、大相撲幕内力士でロシア出身の若ノ鵬寿則容疑者(20歳、本名・ガグロエフ・ソスラン)が大麻所持で逮捕された事件を受け、日本相撲協会の緊急理事会が8月21日(UTC+9国技館で行われ、同容疑者を解雇する処分を正式に決定した。産経新聞によると解雇は理事会で決められる懲戒処分としては最も重いもので、現役の力士が解雇されるのは史上初の事である。

産経新聞によると、2007年にわかった時津風部屋の力士に対する暴行死事件では「力士の有罪が決まった際に解雇する」としていたが、今回の早急な解雇の理由について北の湖理事長は「逮捕の容疑を認めている」としている。また相撲協会の「寄付行為」と呼ばれるルールブックによれば「協会所属員(力士や親方など)が引退・除名・解雇・脱走などをした場合は協会への再帰属(復帰)は出来ない」としているので、若ノ鵬容疑者は事実上大相撲界から永久追放される形となる。

また両新聞によると、若ノ鵬容疑者の師匠・間恒親方の相撲協会理事の辞職申し出も受理された。中日新聞によると同親方は5月に弟子に対する暴力事件で減俸を受けていたばかりで、今回の事件で不祥事が相次いだため、8月20日夜に北の湖理事長に理事辞任の意向を伝えていた。

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