新冠町の「競優牧場」で雄1歳の馬2頭が死亡、猟銃で撃たれた疑い
表示
【2016年2月29日】
2016年2月28日に北海道新冠郡新冠町にある軽種馬生産牧場の「競優牧場」で、午前7時5分ごろに馬2頭の死体が発見された。発見現場そばに猟銃の空薬莢があり、馬の死体1頭には腹部へ撃たれた跡があった。静内警察署による捜査では、27日の21時ごろに現場付近で、銃で撃ったような音が聞こえたと複数の住民から情報が寄せられている。牧場経営者の家族は2頭とも1歳の雄であったと言い、「これからセールに出すつもりだったので残念」と落胆する姿があった。
付近の牧場にはエゾシカが侵入してくることがあり、猟銃を用いてエゾシカが駆除される場面もあるという。近隣住民からは「夜間放牧中に撃ったのではないか。」という声も聞かれる。とはいえ新冠町内で軽種馬の仕事に携わる70代の男性からは「こんなことは、この辺りでは初めて。」「エゾシカと間違えて撃った可能性は低いだろう」と疑問を持つ声も挙がっている。
「競優牧場」からはタケシバオーやマイネルフロストといった活躍馬を生産した実績がある。
情報源
- 舘山彩佳 『新冠の牧場に競走馬死体 「何が目的」「あまりにもかわいそう」』 — 北海道新聞, 2016年2月29日
- 『サラブレッド撃たれる…北海道・新冠「競優牧場」2頭死ぬ』 — スポーツニッポン, 2016年2月29日