文化祭の準備をしていた高校生がヘリウムガス入りの袋をかぶり死ぬ

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2007年10月26日】

中日新聞によると、10月25日夕方5時ごろ、茨城県ひたちなか市茨城県立勝田工業高等学校で26日から行われる文化祭の準備をしていた同校3年生の生徒がヘリウムガス入りのゴミ袋をかぶって倒れているのを別の生徒が発見した。生徒は病院に運ばれたが死亡した。

読売新聞によると、死んだのは同高校3年生の石川仁志君(18歳)。事故当時石川君は別の生徒や男性教諭らが文化祭で使う風船にヘリウムガスを入れる作業をしていた校舎屋外の正面出入り口付近にいて、男性教諭に対し「ヘリウムを吸うと声が変わるんですね。ガスを入れたら明日まで持つのかな」と話し、持ってきた黒いポリ袋(45リットル用量)に男性教諭がガスを入れたという。

その後石川君がポリ袋をかぶった状態で仰向けに倒れ、それを別の生徒が発見し病院に運ばれたが、3時間後死亡した。ひたちなか警察署では酸欠になった可能性があると見て司法解剖するが、石川君に外傷はなかった。なお26日から27日開催予定の文化祭はこの事故のため取り止めが決まった。

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