将棋・羽生善治さん「永世名人」獲得

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【2008年6月18日】

朝日新聞によると、将棋第66期名人戦7番勝負・第6局が山形県の天童ホテルで行われ、6月17日日本時間20時10分、挑戦者・羽生善治2冠(37歳)が、森内俊之名人(37歳)に105手で勝利し、4勝2敗の成績で5期ぶりの名人位を獲得し、王座王将とともに3冠を達成した。羽生新名人はこれで通算5回目の名人位となり、「十九世永世名人」の資格を獲得した。永世名人が実力制になってから6人目の快挙である。

羽生さんはこれまで棋聖王位、王座、棋王、王将の永世位を獲得しており、大山康晴氏、中原誠氏の持つ永世5冠を上回って、史上初となる永世6冠の偉業を達成。永世7冠の完全制覇へは竜王を残すのみとなった。また1996年にはこれら7つのタイトルを全て独占する「7冠」に輝いた事もある。

時事通信によると、羽生さんは過去に第62・63期(62期は名人位、63期は挑戦者として)に、森内さんと対局し「永世名人」獲得のチャンスがあったが、そのいづれも森内さんに敗戦していた。

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