家族3人殺害事件の被告の男に懲役30年求刑

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
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【2005年12月26日】 報道機関各社の12月26日の報道によると、奈良市で2005年1月に発生した家族3人の殺害事件の被告に対する論告求刑公判が同日奈良地方裁判所で開かれ、被告に対して日本の殺人事件の有期刑の上限である懲役30年を求刑した。

読売新聞、日刊スポーツによると、殺人罪に問われているのは奈良市中山町に住む無職・諸留良利被告(57歳)。同被告は同年1月11日、自宅で新聞配達から帰った妻(事件当時52歳)と、当時就寝していた長男(同28歳)、並びに長女(同20歳)の3人を鉄アレイを使って殴り失血死させた殺人の罪に問われており、犯行後に自首した。逮捕後の言動に不可解な言論があったため、精神鑑定を行ったが、その上で、奈良地方検察庁は刑事責任を問えると判断し起訴をした。

論告求刑で検察は「重度の鬱病だったが、事件の直前までは特に日常生活での問題点はなく、責任能力が完全に近いものと認められる」と指摘し、「失業など、将来を悲観して家族を道連れにしようとした身勝手な犯行」として懲役30年の求刑を行った。

日本の刑法は2005年1月に改正され、有期刑の上限がこれまで20年だったのが30年に引き上げられているが、それによる上限一杯までの求刑は今回の事例が初めてだった。

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