女子サッカー北朝鮮の3選手、日本戦出場停止

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2006年7月28日】

読売新聞によると、女子サッカーの2007年度ワールドカップ予選を兼ねたアジアカップの準決勝で、朝鮮民主主義人民共和国選手が主審に暴行した問題で、アジアサッカー連盟 (AFC) は、28日、退場処分を受けた3選手を次の日本戦(3位決定戦)で出場停止にすることを決定した[1]。また、大会後に追加処分が検討される[2][3]

この試合は、27日にオーストラリアのアデレードで行われた中華人民共和国 対 北朝鮮の試合。

この試合では後半終了間際に同点をねらった北朝鮮のシュートがゴールに達したが、オフサイド判定で無効となり、1-0で中国が勝利した[4][5]。これに対し、北朝鮮のゴールキーパーのハン・ヘヨン選手[2]が試合後に審判員に対して抗議し、イタリアのアンナ・デ・トニ主審[6]を手で押したとして、レッドカードを受け退場となった[7]。また同じチームの他の選手も審判員ともみ合いになるなどし、最後には、地元警察官らに制止された。さらにハン・ヘヨン選手は、退場しようとする審判員を蹴ろうとした。

処分されたのは、ハン・ヘヨン選手ほか、ディフェンダーのソンウ・ギョンスン選手とソン・ジョンスン選手[8]。このディフェンダー2選手は審判や客席に向かって物を投げつけたとされる[9]

韓国女子サッカー連盟事務局長のユ・ヨンウン氏は、原因となったオフサイド判定は誤審であり、試合の他の部分でも中国のハンドを取らないなど、中国に有利な判定があったと述べた[6]。一方、共同/朝日新聞は、北朝鮮が国際的な判定基準に不慣れなゆえの不満と見ている[10]

北朝鮮は、この大会、B組のリーグを3勝1敗の勝ち点10で勝ち上がり、決勝トーナメントに駒を進めていたが、この敗戦によって3位決定戦を日本と行うことになった[11]。今回の処分で、北朝鮮は日本戦で、正ゴールキーパーを欠くことになる。

出典[編集]

  1. 矢萩雅人 『北朝鮮3選手、日本戦の出場停止…主審に暴行で処分』読売新聞、2006年7月28日。
  2. 2.0 2.1 『北朝鮮3選手が日本戦に出場停止』スポーツニッポン、2006年7月28日。
  3. 『北朝鮮の3選手が暴力行為によって出場停止:AFC女子アジア杯』アジアサッカー連盟、2006年7月28日。
  4. 『【サッカー】判定不服、北朝鮮選手が審判蹴る』朝鮮日報、2006年7月27日。
  5. 『判定巡り北朝鮮GKが審判に暴力…女子サッカー』読売新聞、2006年7月27日。
  6. 6.0 6.1 クォン・ヨンハン 『【サッカー】「中朝戦のオフサイド判定は明らかな誤審」』朝鮮日報、2006年7月28日。
  7. 共同 『北朝鮮GK退場処分 判定に怒り 審判ともみ合い』産経新聞、2006年7月28日。
  8. 『【サッカー】北朝鮮代表3選手に出場停止処分』朝鮮日報、2006年7月28日。
  9. CNN/ロイター 『北朝鮮選手が暴力行為、出場停止に 女子W杯予選』CNN、2006年7月28日。
  10. 共同 『なでしこ、勝てばW杯出場 30日に北朝鮮と』朝日新聞、2006年7月28日。
  11. 『スケジュール / 結果』アジアサッカー連盟、2006年7月29日。