天皇陛下の冠動脈バイパス手術終わる
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【2012年2月18日】
広島県の中国新聞(以下中国)によると、天皇陛下(78)は入院なされている東京大学病院にて2月18日(UTC+9)心臓の冠動脈バイパス手術を受けられた。天皇陛下が手術を受けられるのは2003年に前立腺ガンを摘出して以来のことで、東大と順天堂大学の医療スタッフによって執刀が執り行われた。
朝日新聞によると、手術は同日夕方に無事終わり、手術後の記者会見で医師団は「ほぼ予定通りに終わった。出血は殆どなく、麻酔からのお目覚めも順調である」と説明。天皇陛下は術後、気分を尋ねられるとうなずきになられたといい、午後5時過ぎには皇后さまと黒田清子女史ともご面会になられた。
中国とTBSテレビによると、今回の手術は2月11日に開催された検査[1]で天皇陛下の心臓の周りを取り巻くように走る血管・冠動脈3本のうち2本に狭さくが認められ、これまでの投薬治療から手術を行うことに踏み切り[1]、この2本の血管に別の血液の通り道を新たに作るバイパス手術であった。中国によると、順調に回復すれば約2週間で退院の見通しで、回復の具合によっては3月11日にある「東日本大震災」の追悼式に参列することも可能であるとされる。
情報源
- 『天皇陛下、手術成功 心臓冠動脈にバイパス』 — 中国新聞, 2012年2月18日
- 朝日新聞デジタル 『天皇陛下、2週間程度で退院の見込み 医師団会見』 — 朝日新聞, 2012年2月18日
- TBS News-i 『天皇陛下の手術 無事終了』 — TBSテレビ, 2012年2月18日