大阪府守口で強盗殺人事件、生後間もない赤ちゃん死ぬ

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2008年1月18日】


訂正:この記事において、当初「通報者を母親」と報じた内容は「通報者を祖母」との誤りでした。お詫びして訂正いたします。2008年1月25日23時51分 (JST)


中国新聞によると、1月16日夕方、大阪府守口市での民家で22歳の母親と生後間もない赤ちゃんが粘着テープでしばられ、赤ちゃんがぐったりと倒れているのを祖母が見つけて119番通報した。赤ちゃんは病院に搬送されたが死亡した。この際、赤ちゃんの出産祝いの現金が無くなっていた事から、大阪府警察では強盗殺人事件とみて捜査している。

調べによると事件が起きたのは守口市の無職・山中いづみさん(22歳)宅。1月16日午後6時ごろ、インターホンが鳴ったが、いづみさんが玄関を開けたとき誰もいなかったので鍵をかけずに戻ったという。しかしその後6時45分ごろに玄関から男が侵入し、1階の居間にいたいづみさんの長男の禮弥(れいや)君(0歳 生後18日)が泣いたため口に粘着テープを貼り付け、いづみさんに対しても両手を縛った上で冷蔵庫に上半身を貼り付けた後、室内を物色し、男はそのまま逃げた。その後11時20分ごろにいづみさんの母親・真理さん(48歳)が帰宅後、いづみさん親子が倒れてるところを発見し119番通報したが、病院で禮弥君の死亡が確認された。

朝日新聞によると、その後の大阪府警の調べで禮弥君の遺体には目立った外傷はなく、粘着テープで縛られた時に鼻や口をふさがれた窒息死が死因とされる疑いがあることがわかり、近く司法解剖する。また室内には机やテレビ台の引き出しが開けられ、出産祝いの祝儀袋も散乱。その中にあった現金数万円もなくなっていた。

中国新聞によると、犯人の男は身長170cm、黒のジャージ、黒のニット帽、白マスク姿で、一言も話さなかった。また山中さん一家はいづみさんと専門学校生の19歳の実妹、更に真理さんと死んだ禮弥君の4人家族だった。事件当時実妹は専門学校におり、真理さんもパートタイマーにいたため自宅にいなかった。いづみさんは3月に大学生の21歳の男性と結婚する予定になっていたという。

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