大阪大学医学系研究科の元教授が研究費1,731万円を不正使用

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【2010年8月21日】

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大阪大学医学部。医学系研究科もこの建物内にある。

読売新聞毎日新聞によると、大阪大学は、同大学大学院医学系研究科の男性元教授(64歳、3月末に退職し現在は特任教授)が、2005年UTC+9)から2010年にかけて、からの研究補助金など計約1,7631万円を不正使用していたと発表した。

毎日新聞によると、この元教授は、部下にカラ出張をさせたり、物品購入の架空伝票を作成するなどして、業者や研究室の口座などにプールしていた模様である。読売新聞によれば、同大学は今後も調査を継続し、この元教授の懲戒処分を決める方針である。

毎日新聞によると、同大学の話として、プールされた現金からは、元教授に対して計約253万円が支給されており、このうち約101万円はタクシー代などとして使用されたほか、2009年8月アメリカへ1週間出張した際に、同行した家族1人の旅費約44万円にも充当されていた。また、カラ出張は、部下の助教と特任研究員の計5人が関与しており、2008年度以降で46件、計約217万円分に亘り行われていた。このうちの一部は元教授の指示で行われ、元教授自身も実際の出張期間を届け出より短縮するなどする手口で、計約36万円分を浮かせていた。読売新聞によれば、同大学は、これらの出張経費について、実際には行っていないか、同大学と別の助成機関の両方から旅費を二重取りしたなどと認定した。

一方、毎日新聞によると、架空伝票は2005年から2010年にかけて約1,196万円分の存在が確認された。内容は、物品購入を装う形で業者に請求書を作成させ、同大学から支払われた代金を「預け金」として業者にプールさせるなどしていた。

毎日新聞によると、2010年4月に、同大学監査室に対し実名での通報があり、同大学は同年6月に調査委員会を設置していた。この日の発表は、現時点で確認できた範囲での中間報告であり、同大学はさらに調査を継続する。今後の調査次第では、不正使用額が増える可能性もあり、同大学は刑事告発も検討している。

毎日新聞によると、同大学の鷲田清一学長は、「国民の信頼と負託を大きく損ない、誠に遺憾で、深くお詫びを申し上げる」とコメントした

一方、読売新聞によると、この元教授は、「不正経理の指示はしていない」と反論している模様である。

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