大相撲力士の携帯電話から、八百長疑いのメールが発見される

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【2011年2月2日】

八百長メールに関与したことを認めた千代白鵬 GFDL
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毎日新聞によると、大相撲の現役十両力士数人が、勝ち星を数十万円で売買する内容の八百長を頻繁に行っていたと思われるメールの記録が、警視庁野球賭博事件に関連して押収した力士らの携帯電話に残っていたことが判明した。

毎日新聞によると、日本相撲協会は、裁判などに於いて八百長の存在を一貫して否定していたが、今回のメールの発見により、野球賭博事件に続く形で、角界が再度深刻な打撃を受けることが不可避の情勢となった。

読売新聞によると、発見されたメールには、金銭の遣り取りを窺わせる記述も存在した。メールの送受信には、少なくとも十両力士ほか4人が関与している模様で、うち1人は、2011年1月に引退したばかりの元幕内力士・春日錦(35歳。現・竹縄親方)と判明した。メールの内容は、警察庁を通じて、日本相撲協会を所管する文部科学省に対し伝えられており、同省は2月2日UTC+9)に、同協会に対し調査を行うよう指示した。

読売新聞によると、警視庁は2010年7月7日に、阿武松部屋などを賭博開張図利容疑で一斉に捜索を実施し、賭博に関与したと思われる力士らが所有する携帯電話50台以上を押収。削除されていたメールを復元した上で、1月26日に、元力士ら4人を同容疑などで逮捕した。同庁が調べたところ、複数の力士の携帯電話から、2010年の春場所夏場所に於いて、事前に取組内容の打ち合わせを行なったり、金銭の遣り取りを行なったりしたことを窺わせるメールが発見された。

毎日新聞によると、これまでの捜査に於いては、暴力団関係者の関与は浮上しておらず、八百長の取組そのものは外部の人物による賭けの対象とはなっていなかった模様で、刑事事件としての立件の可能性は低いと見られている。

毎日新聞によると、野球賭博事件に於いては、阿武松部屋を中心とした計約40人の力士や後援会関係者らが、複数のルートで、プロ野球公式戦や2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)高校野球などを対象として、1口当たり1万円で賭博を行なっていたことが明らかとなっており、また、賭博の対象は他の競技にも拡大していたとされている。

また、読売新聞のその後の続報によると、日本相撲協会は2日に、両国国技館で臨時理事会を開催し、第三者による特別調査委員会を設置し、事実関係の調査を開始することを決定した。同協会の放駒理事長(元大関魁傑)によると、同日午後に開催された臨時理事会では、八百長への関与が疑われた現役力士ら13人のうち12人を呼び出して事情を聴いたものの、いずれも最終的な事実確認には到らなかった模様である。この日行なった会見では、冒頭で放駒理事長は「大変申し訳ありません。協会のトップとして、ファンの皆さんに心よりお詫びを申し上げます」と謝罪した。

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