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大相撲にまた激震 十両力士・豊桜と間垣親方が暴行

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2008年5月20日】 デイリースポーツによると、時津風部屋で起きた力士暴力事件の問題を受けて日本相撲協会の立ち上げた再発防止検討委員会が5月17日に開かれ、初場所の期間中である1月24日に十両の豊桜関(34歳)が序の口力士にしつけという名目で暴行を行っていた事が報告された。

豊桜関はこの日、墨田区にある陸奥部屋宅配便の扱いが悪いとして調理器具のお玉で、序の口力士の頭を10回にわたり叩き、力士に8針を縫うケガをさせたとされている。この力士は「稽古でぶつけた」と報告し、師匠である陸奥親方もこれを把握できなかった。また豊桜関も「大事とは考えてなかった」と報告を怠っていた。

しかし、サンケイスポーツによると、この序の口力士は4月下旬に行われた出稽古で頚椎(けいつい)部分を骨折し、その固定治療のために丸刈りにしたときに頭を縫った跡を見つけたことで暴力事件が発覚した。陸奥親方は「謝っても謝りきれない。豊桜関と話し合った時にクビ(解雇)にしようと思ったが、(豊桜関)は反省してたのでそのまま報告した」と説明した。デイリースポーツによると、その後この序の口力士の実家を訪れて今回の暴力事件について謝罪。また豊桜関も3週間後の5月13日に実家で謝罪を行った。

また中日新聞の報道によると、相撲協会理事でもある間垣親方(55歳)も、竹刀で弟子を殴り負傷させた事が判った。間垣親方は5月14日に行われた夏場所の大会4日目の朝稽古で、18歳の序二段力士に対し竹刀を使って殴り、顔や手の甲、太ももに全治1週間の打撲擦過傷(擦り傷)のケガをさせた。再発防止検討委員会の委員長を務めている伊勢ノ海親方の説明では、この序二段力士がこの日の取り組みに出場した時、両足の太もも裏に不自然なアザがあるのを勝負審判員が見つけて、委員会に報告し、5月15日に伊勢ノ海親方が間垣親方と序二段力士に事情聴取し、事実確認をした。

産経新聞によると、この報告から一夜が明けた5月18日、間垣親方は北の湖敏満相撲協会理事長に「お騒がせしてすみません」と謝罪。また理事長からも「気をつけてください」と注意を受けたという。間垣親方は17日の段階では「いけないことをしたらヤキを入れるのは当たり前だ」とコメントしていたが、18日の記者会見では一転し、「可愛い弟子なので悪い事に対しよくしてやろうと思ったが、行き過ぎた」と謝罪した。

中日新聞とデイリースポーツによると、委員会は5月17日に豊桜関、陸奥親方、並びに間垣親方の3人を厳重注意の処分とすることを決めるとともに、夏場所閉会後の5月29日に予定されている理事会に報告する事にした。サンケイスポーツによると、委員会メンバーで漫画家やくみつる氏は「体質を変えていけねばいけないのに先に起こってしまいあきれている」と今回の事件に苦言を呈している。

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