商船三井が自己資本を1兆円に積み上げる方針
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【2007年8月7日】
読売新聞によると、商船三井は経営基盤を強化するために自己資本を10~11年度を めどに1兆円に積み上げる方針を明らかにした。
現在、中国などの新興国向けの輸送需要が活況となっており、業績の好調な間に内部留保を厚くして経営体力増を図る目的がある。
現在運航隻数を800隻(世界一)から12年度末までに1200隻に増やすため2兆5000億円の投資をする計画だが、建造から運航まで長期にわたることで財務負担が大きい。その間の深刻な不況や急激な円高などに耐えられる経営体力の確保のため自己資本を充実させる。
また、これまで当面の目標として「売上高2兆円」「経常利益2000億円」「株式時価総額2兆円」としてきたが、売上高2兆円を2.5兆円に、経常利益を2000億円から2500億円に、株式時価総額を2兆円から2.5兆円にそれぞれ引き上げる。
出典
[編集]- 『商船三井、自己資本1兆円に倍増方針…1200隻体制に』 — 読売新聞, 2007年8月6日
- 『中期経営経計画「MOL ADVANCE」(2007~2009年度)』 — 商船三井, 2007年3月22日