台風15号、東シナ海へ−上海直撃か

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2005年9月11日】

台風第0515号「カヌーン」
台風15号、11日午前8時30分。 アメリカ海軍台風情報センターによる
(9月11日午後12時00分
=気象庁による)
位置 上海の南 約410km
-北緯 27度35分
-東経 122度20分
中心気圧 945hPa
最大風速 45m/s
進行方向 北西
速度 20km/h
暴風域 全域 110km
強風域 北東側 500km
南西側 260km
上陸 11日、中国大陸(見込み)

気象庁によると、非常に強い台風15号「カヌーン」は、9月10日午後8時(テンプレート:JST)頃宮古島の西約50kmを通過、南シナ海に入った。11日午後12時00分現在上海の南約410kmにあって、北西に進んでいる。与那国島を除く先島諸島(南西諸島西部)が暴風雨に見舞われたが、まもなく強風域から抜ける見込み。

沖縄電力によると、先島諸島では10日午後8時現在で、約2,300世帯が停電していると、朝日新聞は報じた。沖縄タイムスは同日午後11時現在なお1,800世帯が停電していたことを伝えている。

沖縄タイムスは、石垣市選挙管理委員会が10日までに、市内の選挙ポスター掲示板すべてを撤去する予定としたと報じた。また同市の11日の投票開始を、2時間遅らせて、午前9時からとした。琉球新報によると、宮古地方の他の地区でも投票時間が短縮された。

交通機関にも影響があり、沖縄タイムスは10日の70便の航空便の欠航を報じた。

気象庁の予報では、11日夕方にも上海付近の中国大陸に上陸する可能性が高い。10日の新華社は浙江省気象台が11日午後中国浙江省に上陸する、象山から温州にかけてがもっとも可能性が高いと発表したと報じた。浙江省全省に暴雨、とくに東部に大暴雨、中でも温州北部、麗水東部、台州、紹興東部、寧波、舟山地区にきわめて強い暴雨が降るとして警戒を呼びかけている。

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