台風14号、日本海へ
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【2005年9月7日】
台風第0514号「ナービー」 | |
(9月6日午後11時45分 =気象庁による) |
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位置 | 萩市の北北西 約50km -北緯 34度50分 -東経 131度10分 |
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中心気圧 | 970hPa |
最大風速 | 35m/s |
進行方向 | 北北東 |
速度 | 30km/h |
暴風域 | 東側 180km 西側 160km |
強風域 | 東側 650km 西側 600km |
上陸 | 長崎県、9月6日午後2時頃 |
気象庁によると、大型で強い台風14号「ナービー」は6日午後2時(日本時間、UTC+9)現在萩市の北北西約50kmに位置し、時速30kmで北北東に進んでいる。
読売新聞は午後11時8分に、台風14号の雨などのために、6人が死亡、14人が行方不明となったほか、52人が重軽傷を負ったと報じた。
鹿児島県、宮崎県、大分県で土砂崩れが生じた。朝日新聞は6日午後11時18分、家屋の全壊28戸、半壊10戸、床上浸水686戸、床下浸水1,466戸を報じた。広島県宮島町の厳島神社では、6日午前から床上浸水となったと、テレビ朝日などは報じた。
6日午後9時30分現在、鹿児島県から静岡県に亘る広い範囲のほとんどで、大雨、洪水、暴風、波浪、高潮などの警報を各地気象台が発表している。朝日新聞によれば、福岡、熊本、大分、宮崎、鹿児島、山口、愛媛、広島、岡山、香川の各県で、避難指示、避難勧告が出された。
一方、貯水量が0となっていた高知県の早明浦ダムは、台風の大雨でのため、6日午後6時ごろ、貯水率が100%に回復したと読売新聞が報じた。
九州新幹線が6日午後8時50分までに運転を再開したと読売新聞は報じた。このほか一時全線で運休をしていたJR九州は、なお一部在来線で線路の点検を行っている他は、運転見合わせ区間がないと、7日午前0時5分、報じた。
今後、台風は、勢力を保ったまま日本海を北上し、北海道に再上陸するおそれがあると気象庁は警戒している。今後の予想される雨量は8日午前0時までに、近畿:350ミリ、東海:300ミリ、四国・北海道:200ミリ、中国・北陸・関東甲信・東北:120~180ミリ。
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出典
- 『平成17年 台風第14号に関する情報 第107号 (位置)』 — 気象庁, 2005年9月6日
- 『平成17年 台風第14号に関する情報 第106号』 — 気象庁, 2005年9月6日
- 共同通信 『厳島神社の回廊が一時浸水 台風接近で警戒強化』 — 産経新聞社, 2005年9月6日
- 共同通信 『4人死亡15人不明 台風上陸、避難14万人超』 — 産経新聞社, 2005年9月6日
- 『台風14号被害 5人死亡、14人行方不明』 — 朝日新聞社, 2005年9月6日
- 『台風14号被害 6人死亡、13人行方不明』 — 朝日新聞社, 2005年9月7日
- 『台風14号で九州に記録的豪雨、死者・不明20人に』 — 讀賣新聞社, 2005年9月6日
- 『大雨で早明浦ダムの貯水率回復、4か月ぶり100%に』 — 讀賣新聞社, 2005年9月6日
- 「報道ステーション」。『テレビ朝日』、2005年9月6日。
- 『JR九州列車運行状況』 — 九州旅客鉄道, 2005年9月6日