台風11号の影響で高校野球開幕は2日延期 11日から

【2014年8月9日】 8月9日から甲子園球場で開幕する予定だった第96回全国高校野球選手権大会は台風11号が接近している影響で、開会式と第1日の3試合を8月11日に2日間延期すると発表した。

開会式の順延は第6回（1920年）および第42回（1960年）に次いで3回目、大会が2日間連続で中止となったのは第91回（2009年）以来となる。なお開幕から2日間順延されたのは全国高校野球選手権大会では、今回が初めての出来事となった。この他過去に1972年に行われた大会では試合は順延となったものの、開会式だけ実施された例がある。

日本高校野球連盟の竹中雅彦事務局長は、「警報も出ているので、安全面を考慮した。台風の速度も遅いので、安全を最優先し、台風が再接近する明日・10日も開催中止にすることを今日（9日）判断した」と、開幕延期について説明している。なお、9日に試合を予定していたチームの選手による甲子園球場での屋内練習についても中止された。