台湾高速鉄道が開業
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【2007年1月6日】
台湾高速鉄道(台湾新幹線)が5日(UTC+8)、開業した。台北駅と高雄駅の約340キロを最速90分で結ぶ。
計画では2005年10月頃の開業を予定していたが、工期の遅れや試運転段階での脱線事故などで3回延期された。今回も、台北駅からではなく、約7キロ南にある板橋駅からの営業運転開始となっている。台北駅からの運行は、旧正月となる2月中旬頃を予定している。
運転本数も、計画時の1日88往復ではなく、当面は19往復(1時間に1本程度)に減便する計画。
朝日新聞によると、台湾高速鉄道の安全性に疑問を投げかける台湾メディアもあるという。台湾メディアの調査によると。約7割が安全運転が心配と回答したと朝日新聞は報じている。このような不安を払拭させるため、台湾高速鉄道は、19日まで通常の半額で利用できるようにすると報じている。
出典
[編集]- 『台湾新幹線が開業 日本の技術初輸出、欧式と混合』 — 朝日新聞, 2007年1月5日
- 長谷川周人 『トラブル続出 そろりスタート 台湾新幹線』 — 産経新聞, 2007年1月5日
- 庄司哲也 『台湾新幹線:やっと開業、工事遅れで3度延期 始発、静かにスタート--台北-高雄間』 — 毎日新聞, 2007年1月5日
- 山田周平 『台湾新幹線が開業・日本製、海外で初めて採用』 — 日本経済新聞, 2007年1月5日