南海トラフ地震臨時情報 呼び掛け終了
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【2024年8月15日】
政府は15日17時、1週間前に起きた日向灘地震を受けて気象庁が発表していた、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に関する防災対応を求める呼びかけを終了した[1][2]。
今月8日の16時42分ごろ、日向灘(31°44.2′N・131°43.3′E)を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、宮崎県日南市で最大震度6弱を観測した[3]。この地震は南海トラフ巨大地震の想定震源域内で発生したため、気象庁は、南海トラフで大規模地震が発生する可能性が平常時に比べて高まっているとして、2019年の運用開始以来初となる臨時情報を発表した[1][4][5]。
しかし8日の地震以降、特異な地殻変動が起こるなどの新たな現象がみられなかったため、防災対応の呼びかけは終了することになった[1]。ただし、これは巨大地震が発生する可能性がゼロになったことを意味するわけではないため、政府は引き続き日頃からの地震への備えを継続するよう呼びかけている[1][6]。
情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 『南海トラフ地震臨時情報 注意呼び掛け終了 特異な変化みられず』 — 朝日新聞デジタル, 2024年8月15日
- ↑ 『南海トラフ地震臨時情報 呼びかけ終了 備え継続を』 — NHK, 2024年8月15日
- ↑ 『震度データベース』 — 気象庁, 2024年8月15日
- ↑ 『「巨大地震注意」お盆休みに出かけてもよい? 専門家の見解は 『南海トラフ地震臨時情報』発表の条件や流れをあらためて確認』 — MBS毎日放送, 2024年8月12日
- ↑ 『南海トラフ地震臨時情報「特段の変化なければ1週間経過する15日に『呼びかけ』を終了へ...」しかし1週間は安全基準ではない』 — MBS毎日放送, 2024年8月13日
- ↑ 『南海トラフ臨時情報 注意呼び掛け終了 日ごろの備えは継続を』 — 毎日新聞, 2024年8月15日
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