初のエスペラントTV局、ブラジルでスタート

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【2005年11月7日】

エスペラントの旗

新たなネットテレビ局「インテルナツィア・テレヴィード」が、2年以上に渡る資金集めと準備の末、開局した。このテレビ局は、全放送がエスペラントで放送される最初の放送局となった。エスペラントはザメンホフによって作られた国際補助語で、世界では100~200万人の話者がいる。テレビ局はブラジルにあり、放送はブラジル時間の土曜の深夜に開始された。テレビ局の名前はエスペラントで「国際的テレビ」を意味する。このテレビ局は、プロが扱う放送素材に、世界中にいる一般視聴者の協力を仰ぎ、国際的なテレビ局網を作り出すことを目指している。番組のラインナップには、ニュースやドキュメンタリーから、文化や教育、子供向けなど幅広い分野の番組が予定されている。

この放送局の計画は、2003年10月、国際エスペラント協会などの支援のもと、サンパウロでブラジル人の起業家フラビオ・レベッロ氏によって発表された。 レベッロ氏は、エスペラントによるポータルサイト Ĝangalowww.ghangalo.com, 「ジャングル」の意)の運営と、音楽の出版を行なうメディア企業、CIDCONを立ち上げている。最初の趣旨は24時間配信のネットテレビを開局し、4時間のオリジナル番組(日に6回繰り返し放送)と毎日のニュース速報を放送するというものだった。発表の後、テレビ局を作るのに必要な総額3万5000ユーロを集めるための国際的な資金調達キャンペーンが行なわれた。キャンペーンの一環としてレベッロ氏は、2004年前半にヨーロッパ中で催されたエスペラント関連の複数のイベントで演説した。これにはアジアの匿名の援助者からの支援があった。

プロジェクトは本来の締切に間に合わせるための十分な資金を集めることができなかった。しかし、レベッロ氏は今年8月、プロジェクトを縮小すればそれまでに調達した2万3000ユーロでも開局できることを確認した。このテレビ局は現在、毎日90分の番組と週刊ニュース速報に力を入れている。従業員は10人雇う予定だったが、現在は3人を雇うにとどまっている。放送開始から半年間は、広告収入と更なる個人寄付で資金を集め、収益に余裕があれば規模を拡大するつもりである。

実験的なエスペラント語のテレビ放送は、インターネットが発明される以前にも計画されてきた。以前に、イタリアのTransnational Radical Partyの援助の下で進められたネットテレビ局の計画 (www.esperanto.tv)は、実現には至らなかった。ラジオでは1920年代からイタリア国営放送、国際中国放送、ラジオ・ポロニアなどの放送局がエスペラント語による番組を定期的に放送している。

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