伊シニスカルロ経済相、抗議の辞任

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
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【2005年9月23日】

イタリアのドメニコ・シニスカルロ経済相が、22日辞任した。経済相は辞任の原因として、アントニオ・ファツィオ伊中央銀行総裁の疑惑に言及した。毎日新聞はシルヴィオ・ベルルスコーニ伊首相が総裁寄りの姿勢を見せていることが理由と見ている。

ファツィオ伊中央銀行総裁は、イタリアのある銀行の買収をめぐり、イタリアの別の銀行がオランダの銀行ABNアムロよりも有利になるように計らったとみられている。このインサイダー取引疑惑に関し、シニスカルロ経済相は公然とファツィオ総裁の退陣を求めていたひとりだった。ファツィオ総裁の去就は8月から焦点となっていたが、総裁はいまだ現職に留まっている。

シニスカルロ経済相は、辞任状のなかで「政治のためにスキャンダルに巻き込まれた」と述べ、トリノ大学での教職に戻るほうがよいとの判断を示した。また経済相は、自身が提出した予算が、政府連立与党により大幅に薄められたことにも抗議した。

ベルルスコーニ首相は、この辞任を意に介さないとする態度をとっており、また後任の指名にはそう長い期間を掛けない見通しだとした。当面は首相が経済相を代行する。左派系の野党連合を率いるロマノ・プロディ前首相は、予算をめぐる議論は政府がしてきたうちでも極めて重要な部分であると述べ、ただちに総選挙を行うべきだと要求した。

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