京都パープルサンガ、J1昇格を決める

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2005年10月23日】

10月22日の京都新聞などによると、Jリーグ・2部(J2)リーグの第37節は同日全国で5試合を開催し、7試合を残して京都パープルサンガの2006年度からの1部(J1)リーグへの昇格を決定した。サンガは水戸ホーリーホックに3-1で勝利し、また、3位のモンテディオ山形が1-3でコンサドーレ札幌に敗れたため、サンガの2位以内が確定した。J2リーグの1位・2位はJリーグの下位2チームと年度ごとに自動で入れ替わる制度をとっている。

この日の試合では、サンガは前半から積極的にチャンスを作ったにもかかわらずなかなかゴールには結び付けなかったが、43分にパウリーニョが先制点を決めた。更に後半14分にもパウリーニョがこの日2点目を上げ、試合を優位に進めた。その後いったんホーリーホックに1点を奪われるが、終了間際に美尾の左クロスボールから星が決勝弾を叩き込んで3-1の勝利を挙げた。

これでサンガは勝ち点81ポイントとなり、この日暫定3位のヴァンフォーレ甲府(勝ち点56ポイント)、得失点差で同4位のベガルタ仙台(同)との勝ち点差を25ポイントとした。仮に残り試合でサンガが全敗しヴァンフォーレとベガルタが全勝した場合の両チームの勝ち点は77ポイントとなり、サンガに及ばない。このためサンガの2位以内が確定し、J1リーグ自動昇格が決まった。

京都新聞の報道によると、サンガは2003年度のJ1リーグ年間総合最下位でJ2リーグに降格し、2004年度は1年でのJ1リーグ復帰を目指したが参加12チーム中の5位に終わった。しかし2005年度はブラジル人選手2人を補強するなどして、戦力を強化し、序盤戦から首位を独走してこの日のJ1復帰を決めた。

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