中学でも履修不足—松山市
表示
【2006年11月4日】
松山市の私立愛光中学校が技術・家庭の授業を卒業までに175単位時間学習させるべきところ82単位時間しか行っていなかったと、愛媛県に2日に報告していたことが、3日、わかった。
愛光中学校では、技術・家庭の学習内容のうち、情報に関する内容は行っていたものの、電気に関する内容は行っていなかった。また、調理などについては夏期休業中に実習を行っていた。しかし学校は、これまで授業時間を実際より多く県に報告していた。中学校の授業時間については学校教育法施行規則で定められており、技術・家庭科は第1学年と第2学年で各70単位時間(週2単位時間、1単位時間は50分)、第3学年で35単位時間(週1単位時間)の授業することになっている。
読売新聞によれば、愛媛県私学文書課は、「中学校は単位制でないため、卒業には影響がない」としている。
出典
- 共同 『中学でも必修科目の時間不足・愛媛』 — 日本経済新聞, 2006年11月3日
- 『愛媛の私立中で「技術・家庭」が履修不足』 — 東京放送, 2006年11月3日
- 『中学でも必修科目の時間不足 愛媛・愛光学園、県に虚偽報告』 — 産経新聞, 2006年11月3日
- 『私立中学でも必修逃れ、松山で「技術・家庭」履修半分』 — 読売新聞, 2006年11月3日
- 『学校教育法施行規則』 — 文部科学省, 2006年3月31日