中央競馬・武豊騎手、史上初の3年連続年間200勝
【2005年11月27日】
11月26日の報道機関各社の報道によると、日本の中央競馬・武豊騎手が11月26日に行われた、ジャパンカップダート(GI)で、カネヒキリに騎乗し優勝。日本の中央競馬史上初の3年連続200勝の快挙を達成した。
日刊スポーツによると、ジャパンカップダートにはフルゲート16頭が出走し、東京競馬場のダートコース2100mで争われた。ゴール前でスターキングマン、シーキングザダイヤと3頭が壮絶な叩き合いを演じ、最後写真判定の末ハナ差でカネヒキリが優勝。2分8秒ちょうどのレースレコードだった。カネヒキリは2005年に開かれたジャパンダートダービー、ダービーグランプリ(何れも中央・地方統一GI)に次ぐGIレース3勝で中央競馬のGIは初勝利。
netkeiba.comによると、武豊騎手はこのレースで2005年度は784戦目の騎乗。2004年度の開催日(12月12日達成)から見て4日間早い200勝目到達となった。また中央競馬のGIレースにおいての年間勝利数も6勝目とし、これまで1994年に南井克巳、2000年に和田竜二の各騎手が達成した5勝を上回る新記録達成となった。
武豊騎手は1987年にデビューし、あくる1988年の菊花賞でスーパークリークに騎乗してGI初勝利を挙げ、それ以後もオグリキャップ(1990年・安田記念、宝塚記念)、ベガ(1993年桜花賞、オークス)、2005年三冠に輝いたディープインパクトなどでこれまでにGIレース52勝を含む1万2,856戦2,679勝(うち重賞216勝)を挙げている。特に、ダービーでは1998年のスペシャルウィーク、1999年のアドマイヤベガでのダービー初の連覇を含む4勝を挙げている。
またサンケイスポーツによると、このジャパンカップダートでの勝利で、2005年度のJRAでの付加賞を含む獲得賞金額(騎手は本賞金の5%を手取りできる)は40億6,222万3,000円で、2004年の39億5,227万円を上回った。
出典
[編集]- 『武豊騎手、GI年間最多勝&3年連続年間200勝達成』 — netkeiba.com, 2005年11月26日
- YOMIURI ONLINE 『武豊騎乗のカネヒキリがG1初勝利…競馬JCダート』 — 読売新聞, 2005年11月26日
- nikkansports.com 『カネヒキリがレコードV/JCダート』 — 日刊スポーツ, 2005年11月26日
- SANSPO.COM 『大一番で決めた!“天才”ユタカが最速で年間200勝達成』 — サンケイスポーツ, 2005年11月26日