ロシア 民間軍事会社が武装反乱
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【2023年6月25日】
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創業者、エフゲニー・プリゴジンは23日、ワグネルの施設がロシア軍の攻撃を受けたと主張し、「正義の行進」と称する反乱を呼び掛けた[1]。
24日までにロストフ州とヴォロネジ州の軍施設を掌握し、首都モスクワを目指していたが、同日夜、プリゴジンは、「ロシア人の血が流れることへの責任を自覚し、部隊を拠点に戻すことにした」と述べ、モスクワまで約200キロの地点で反乱の中止を発表した[2][3][4]。
ロシア連邦保安庁(FSB)は、反乱を受け、プリゴジンへの捜査に着手していたが、反乱の中止後、ウクライナ侵攻での功績から、ワグネルの戦闘員は刑事責任を問われず、プリゴジン氏への捜査も打ち切られた[1][5]。なお、プリゴジンは隣国のベラルーシへ出国した[5]。
情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 金子淳、松岡大地 『ワグネル創設者が「正義の行進」宣言 ロシア軍と武力衝突の可能性』 — 毎日新聞, 2023年6月24日
- ↑ 『ワグネル反乱、ロシア軍と交戦=「裏切り」と大統領警告―プリゴジン氏捜査、拘束可能性も』 — 時事通信, 2023年6月24日
- ↑ 『流血回避、プリゴジン氏亡命へ=反乱のワグネルは撤退―ロシア・ベラルーシ大統領が仲裁』 — 時事通信, 2023年6月25日
- ↑ 『ロシア大統領府 “ワグネル代表はベラルーシに向かう見通し”』 — NHK NEWS WEB, 2023年6月25日
- ↑ 5.0 5.1 『ワグネル、モスクワへの進軍停止 創設者、ベラルーシ亡命へ』 — 共同通信, 2023年6月25日