ロシアの元情報機関中佐が死亡、毒殺か
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【2006年11月24日】 アレクサンドル・リトビネンコ氏が、亡命先のロンドンの病院で23日夜 (UTC±0) に死亡した。43歳だった。
読売新聞によると、リトビネンコ氏はロシアの情報機関・連邦保安庁 (FSB) の元中佐であった。1998年にFSBの要人殺害を告発し、2000年にロンドンに亡命。亡命後もプーチン政権を批判していた。
また、2006年11月1日午前にロンドンのホテルで元スパイのロシア人と茶を飲み、同日午後には日本食レストランでイタリア人情報提供者と接触、先月殺害されたロシア人ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤ氏に関する情報を得たとされる。その後体調を崩し入院、17日には集中治療室に移されたという。
死因はタリウム中毒との見方があるが、これを否定する見方も存在するため死因特定には至っていない。通常の食事でタリウムを摂取することは考えにくいので、ロシアの情報機関による暗殺説も浮上しているが、ロシア政府や情報機関は、関与を公式に否定している。
出典
[編集]- 本間圭一 『毒殺疑惑深まる?亡命の露情報機関元中佐が死亡』 — 読売新聞, 2006年11月24日
- 蔭山実 『毒殺未遂のロシア保安局元幹部が死亡』 — 産経新聞, 2006年11月24日
- 『毒盛られたロシア元情報将校、死亡』 — 朝日新聞, 2006年11月24日