ミャンマーと北朝鮮、23年ぶりに国交を回復
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【2007年4月26日】
産経新聞が伝えたところによると、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とミャンマー連邦の両国は26日(UTC+6:30)、ミャンマーのヤンゴンで会談し、23年5ヶ月ぶりに国交を回復した。
ミャンマーのチョー・トゥ副外相は記者会見の中で、同副外相と北朝鮮の金永日外務次官は外務省のヤンゴン庁舎で会談し、同日国交回復の文書に調印したと発表した。
産経新聞によると、両国は1983年10月に起こったラングーン事件を機に同年11月より国交を断絶していた。このときの事件では、北朝鮮の工作員がラングーン(現ヤンゴン)を訪問中だった大韓民国(韓国)の全斗煥大統領(当時)の暗殺を企て、大統領一行がアウン・サン廟を訪問していた際に爆弾を爆発させたとされる。この事件で韓国の閣僚ら21名が死亡した。ビルマ(現ミャンマー)は北朝鮮の謝罪を求めたが、北朝鮮はこれまで関与を否定してきた。今回の会談で、北朝鮮がこの事件についてどのような説明を行ったかについては明らかでない。
今回の国交回復で、東南アジア諸国連合(ASEAN) の加盟国はすべて北朝鮮と国交を持つことになる。共同通信=東京新聞によると、北朝鮮と国交がある国家は150を超える。
出典
[編集]- 岩田智雄 『ミャンマー、北朝鮮と国交回復 孤立国同士が協力へ』 — 産経新聞, 2007年4月26日
- 共同通信 『北朝鮮と国交回復 ミャンマー、23年ぶり』 — 東京新聞, 2007年4月26日