ミャンマーで邦人カメラマン射殺される

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2007年9月29日】

世界日報がロイター伝で伝えたところによると、ミャンマーの軍事政権は9月27日、同国の首都・ヤンゴンで行われた反政府デモの会場で群集に対して発砲し、邦人1名を含む9人が亡くなった。また外務省は9月27日、死亡した日本人は現地からの情報や家族らへの連絡をした結果、この集会を取材していたカメラマン・長井健司さん(50歳)であると発表した。また朝鮮日報によると、DPA通信の報道で「日本人以外に国籍不明の白人記者1人が同じデモ現場での取材中に死亡した」ことを伝えている。

朝鮮日報によると、この日ミャンマー軍警察はデモ会場に集まった群衆に対し「デモを解散しないと強い対応に出る」と警告。しかしそれでも解散しなかったため実弾や催涙ガスを使った鎮圧行動を行ったと報じている。

読売新聞によると、その後アメリカのCNNテレビなどの伝えた映像で、長井さんはミャンマー軍のトラックから飛び降りた武装兵士に数メートルの至近距離から射殺されていたことがわかった。また産経新聞の報道によるとこれを受けて、外国特派員協会が声明を出しミャンマー政府の暴力行為を非難。また時事通信によると、世界的なジャーナリスト団体の「国境なき記者団」も「ミャンマー政府に対する制裁を踏み切るよう」日本の政府に要求したことも公表されている。

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