ポーランド南部のホジュフで展示場の屋根崩落
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【2006年1月30日】
現地時間28日午後5時(日本時間29日午前1時)、ポーランド南部カトヴィツェ近郊の町ホジュフの展示場で会場の屋根が中央部から崩れ落ち、インデペンデントによれば66人が死亡し160人以上が負傷した。
読売新聞によれば、事故当時会場では伝書鳩の品評会が行われていて、インデペンデントによれば少なくとも500人が会場内にいたという。CNNによれば死者66人のうち48人の身元が判明していて、ベルギー人、ドイツ人、スロバキア人、チェコ人など数人の外国人も含まれている。
CNNや朝日新聞によると、レフ・カチンスキ大統領は事故が民主化後最悪の惨事となったとし、29日午後から2月1日までを服喪期間とすると発表した。
事故の原因について、読売新聞は30cmを観測した雪の重みや築6年と比較的新しい建物の構造上の欠陥、CNNは会場で流されていた音楽による振動や、-15度にもなった外の気温と会場内の気温差などを挙げている。
出典
[編集]- 朝日新聞 『零下15度、救助は難航 ポーランド屋根崩落』 — 朝日新聞社, 2006年1月30日
- 佐々木良寿 『ポーランドで展示会場の屋根崩落、66人死亡』 — 読売新聞社, 2006年1月30日
- CNN/REUTERS 『屋根崩落事故、生存者の捜索打ち切り』 — CNN, 2006年1月30日