ブルンジ、ンクルンジザ新大統領就任へ

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
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【2005年8月26日】

26日、ブルンジのピエール・ンクルンジザ新大統領が大統領宣誓式を行う。1993年に多数派のフツ族と少数派ながら権力を掌握していたツチ族の内戦が始まって以来、はじめての民主的な選挙による大統領となる。任期は2010年までの5年間。

ンクルンジザ新大統領は40歳。元学校教師で、内戦開始後、1995年から反政府闘争に参加。フツ族反政府武装集団最大勢力の「民主防衛国民会議・民主防衛勢力」(CNDD-FDD)のリーダーとして活動した。外務省の資料によれば、和平後、2005年7月に行われた国政選挙で、上院・下院とも政党となったCNDD-FDDが勝利し、8月19日、上下院議員による選挙で、圧倒的な大差により大統領に選出された。

ンクルンジザ新大統領はは、2003年に就任したドミティアン・ンダイゼイエ暫定政府大統領と交代する。和平合意により、新政権では、ツチ族にも一定のポストが割り振られるクォータ制が取られる。

BBCによれば、式典にはネルソン・マンデラ前南アフリカ大統領ほか、和平プロセスに協力したアフリカ各国の首脳が招かれる。

新政権の課題[編集]

1993年の内戦開始後、13年にわたる内戦で民間人を中心に30万人の死者が出た。CNDD-FDDが停戦に合意した2003年以降も、和平交渉参加を拒否する反政府武装勢力FNLの攻撃は現在も続いている。

また国外に避難した難民も多い。難民の多くは和平合意を歓迎し、ブルンジに帰還している。国連難民高等弁務官事務所によれば、25万人以上がブルンジに帰国している。

内戦による分断は和平後も残っており、CNDD-FDDと政府軍の双方が、民間人殺害について告発されている。こうした双方の兵士による暴力を司法の上で偏りなく扱う必要を複数のメディアは指摘している。またロイターのハル記者とンドゥウィマナ記者は、新政府の課題として、そのほかに、新大統領が支持基盤であるCNDD-FDDを特権化しない、ツチ族のエリート層を疎外しない、FDLを和平交渉のテーブルにつかせることをあげている。

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