フォークリフトの技能講習で不正合格、労働局が処分

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【2011年5月11日】

フォークリフト
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ウィキペディアフォークリフトに関する記事があります。
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ウィキペディアフォークリフト運転者に関する記事があります。

毎日新聞産経新聞によると、フォークリフトの運転技能講習を巡り、厚生労働省所管の特別民間法人・『陸上貨物運送事業労働災害防止協会大阪府支部(大阪市城東区)の職員が、合格点に到達していない受講者の答案用紙に手を加える手口で不適切な採点を行い、少なくとも6人を不正合格させた疑いのあることが判明した。

毎日新聞によると、労働安全衛生法では、最大荷重1トン以上のフォークリフトを運転するに当たっては、所持している運転免許証の種類等に応じて労働局が登録する「教習機関」の技能講習を受けた上で、修了試験に合格する必要がある。陸災防大阪府支部は1973年に教習機関に指定され、加盟する運送業者に対し講習と試験を行っている。

毎日新聞が同支部の話として伝えたところによると、2010年11月に85人が技能講習を受講。ところが、全員が試験に合格していたため、これを不審に思った支部からの申告で労働局が調査したところ、支部職員が採点中にマークシート式の答案の一部を消しゴムで消すなど、不正が疑われる行為が発覚。少なくとも6人が不合格であったと判断した。修了試験の合格率は通常、全国平均では約98%だが、同支部においては80-90%程度であるという。問題の6人は、合格を取り消され、その後再受講し修了試験に合格した。

産経新聞が同支部の藤田清専務理事の話として伝えたところによると、採点者の一人から、「12人が不合格になった」と口頭での報告があったものの、合格通知発送の段階で不合格者数が6人に減っていることが判明。不審な点があるとして、2011年2月になって大阪労働局に対し自主申告を行なった。内部調査を実施したところ、「答案用紙を機械で読み取る際にエラーが出るため、消しゴムで余計な書き込みを消去したことがある」と話した採点者はいたものの、答案の改竄などの不正を裏付ける証拠は確認できなかった。

産経新聞のその後の続報によると、同労働局が行った聞き取り調査に対し、試験の採点を担当した元職員の男性(47歳)は、「6人の答案用紙を改竄して合格させた。合格率を上げるためだった」と話し、同支部の藤田専務理事も不正を認めた。これを受け、同労働局は5月11日UTC+9)に、試験で不正があったと認定、同支部を6カ月間の業務停止の処分にした。

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