パプアニューギニアでM7.3の地震 津波の心配はなし
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【2005年9月9日】
9月9日、パプアニューギニアの海底でマグニチュード7.3の地震が発生した。AP通信他が報じた。報道によると地元当局者は、津波の心配はないとしており、また被害は報告されていないとしている。またロイター通信も、米国太平洋津波警告センターが津波の心配はないとしていると伝えた。
一方、AP通信による毎日新聞の英字サイトは、地元当局者の発言として、震源地に近い離島の小さな村が被害を蒙った可能性を伝えている。同紙によれば、また首都ポートモレスビーの国家災害対策局ポール・ポプナ局長は、劣悪な通信環境のため、被害の把握には少なくとも12時間が必要と語っている。またロイターによれば、関係機関は、この規模の地震でも地域での小規模な津波の恐れがあると指摘している。
米国地質研究所は、地震の発生は現地時間午後5時26分44秒(パプアニューギニア時間、UTC+10、日本時間で午後4時26分)、南緯4.539度、東経153.399度、震源の深さ90.6kmと発表した。一方、ロイター通信は、香港観測所が地震の発生を世界協定時7時35分(日本時間午後4時35分)と発表したと伝えた。震源地は、ポートモレスビーから北東に870キロメートル離れた地点で、パプアニューギニアの北東部の島、ニューアイルランド州の沖の海底と伝えられている。
出典
- "Huge earthquake strikes Papua New Guinea"。Mainichi Interactive、2005年9月9日。
- "Major quake rocks Papua, tsunami unlikely"。Reuters、2005年9月9日。
- "Magnitude 7.3 - NEW IRELAND REGION, PAPUA NEW GUINEA 2005 September 9 07:26:44 UTC"。米国地質研究所、2005年9月9日。