バレーボール女子ワールドグランプリ、日本が初の準優勝で銀メダルを獲得
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【2014年8月25日】
東京・有明コロシアムで開催されていたバレーボール女子ワールドグランプリ決勝ラウンドの最終日である8月24日、日本代表はロンドンオリンピックの覇者ブラジル代表との試合に臨んだ[1][2]。前日までの4連勝で日本代表が2位以上になることは確定しており[3]、この日は0-3(15-25、18-25、25-27)の敗戦で初優勝はかなわなかったが、4勝1敗・勝ち点12で過去最高の2位・銀メダルとなった[1][4]。優勝は4勝1敗・勝ち点13のブラジルで、2年連続10回目[1]。
ワールドグランプリでの日本代表のメダル獲得は初めて[3]。1977年ワールドカップ以来の主要な国際大会での優勝は果たせなかった[4]が、1981年ワールドカップから33年ぶりに準優勝を達成した[5]。またリベロの佐野優子選手は最優秀選手(MVP)に選出された[6]。
日本代表は今シーズンから、複数のポジションを各選手が担うことで攻撃方法を多様化する新戦術「ハイブリッド6」を採用[7]。今回の決勝ラウンドでは、前回2位の中国代表にストレート勝ちする[8]などの成績を収めた。一方で優勝をかけたブラジル代表との対戦では相手方の猛攻に対処しきれず、ミスによる失点も重なり新戦術は生かされなかった[9]。監督の眞鍋政義さんは試合後の取材に対し、準優勝を喜びつつもブラジル代表の強さに言及、2年後のリオデジャネイロオリンピックを見据えて攻撃面の強化が必要と語っている[2]。9月にはイタリアで開催される世界選手権が控えており[9]、前回の銅メダルを上回る成績を目標に掲げている[10]。
情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 1.2 『日本、過去最高の2位=ブラジルが連覇-バレー女子ワールドGP』 — 時事通信社, 2014年8月24日
- ↑ 2.0 2.1 共同通信 『日本女子がブラジルに完敗 初優勝はならず2位/バレー』 — サンケイスポーツ, 2014年8月24日
- ↑ 3.0 3.1 『日本、2位以上確定 バレー女子ワールドGP』 — 朝日新聞, 2014年8月24日
- ↑ 4.0 4.1 『日本銀メダル、ブラジルに完敗 バレー女子ワールドGP』 — 朝日新聞, 2014年8月24日
- ↑ 只木信昭 『日本悔し銀…女王ブラジルに完敗 沙織「勉強になった」/バレー (1/2ページ)』 — サンケイスポーツ, 2014年8月25日
- ↑ 『リベロの佐野がMVP 日本初の2位に貢献/バレー』 — サンケイスポーツ, 2014年8月24日
- ↑ 『【バレー】日本・真壁監督、新戦術の呼称は「ハイブリッド6」』 — 報知新聞, 2014年8月19日
- ↑ 『勢い止まらぬ日本=長岡の決定力で中国圧倒-バレー女子ワールドGP』 — 時事通信社, 2014年8月22日
- ↑ 9.0 9.1 青山綾里 『日本、初優勝ならず 世界女王に完敗、新戦術不発で「反省多い」』 — 産経新聞, 2014年8月25日
- ↑ 『眞鍋監督「世界一にチャレンジ」 2014年度バレー全日本女子会見』 — スポーツナビ, 2014年5月19日