バスと乗用車が正面衝突、1人死亡、乗客20人重軽傷—岐阜・高山

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2006年1月3日】2日午後4時40分頃、岐阜県高山市国府町上広瀬の国道41号で同市下岡本町に住む無職野村宗作さん (69) の運転する乗用車と濃飛バス(濃飛乗合自動車)(本社同県高山市)の路線バスが正面衝突し、さらに乗用車の後ろを走行していた同県飛騨市の大学生 (21) の運転していた軽乗用車も追突した。この事故で野村さんは間もなく死亡した。

岐阜県警高山署によると、負傷したのはバス・軽乗用車に乗車していた人併せて20名。このうちバスに乗っていた女性の乗客が足を骨折し重傷を負い別の乗客2名も検査入院したが、残る17名は軽症と診断され帰宅した。

同署の調べによると、現場はJR高山駅から北に約7kmの地点にある片側1車線の緩いカーブ。現場の積雪は除雪されていたが、路面は濡れていた。同署は野村さんの乗用車がバスとぶつかった後にスピンして進行方向と逆向きになり、後ろから走行してきた軽乗用車と衝突したとみて運転手らから事情を聞いている。

路線バスは同県飛騨市古川町の桃源郷温泉からJR飛騨古川駅を経由し、高山市にあるバスセンターに向かう途中だった。事故当時、バスには、読売によれば約30人、産経によれば19人が乗っていた。

野村さんは同日、家族に「初詣に行く」と言って1人で自宅を出たという。

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