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ハーツクライ産駒コンティニュアスが英セントレジャー制覇 サンデーサイレンス孫世代が英クラシック競走完全制覇

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2023年9月17日】

JRA-VAN Worldによると、セントレジャーステークス(G1・3歳馬限定・扇馬不可)が現地時間9月16日にドンカスター競馬場で行われ、2番人気のハーツクライ産駒コンティニュアスが抜け出して2着に2馬身3/4差をつける快勝でG1初制覇を果たした。

レースはデンマークが逃げてグレゴリーが内目の2番手を追走。コンティニュアスは発馬を決めるも折り合いを優先して後方3・4番手を追走、内目にいたデザートヒーローを見るような形で競馬を進める。直線では1番人気馬アレストは外を選択したのに対して、コンティニュアスは内を選択。馬群の間を潜り込むようにして位置を押し上げていくも、前にいたデンマークとグレゴリーに行く手を遮られて万事休すかと思われた。しかし、デンマークが失速したことにより、進路ができると横に出して進出を開始。グレゴリーを並ぶ間もなく交わし去って先頭に躍り出ると、そのまま突き抜けて完勝。G1初制覇を果たした。

2馬身3/4差の2着にはアレスト、その半馬身差の3着には3番人気馬デザートヒーローが入った。

netkeibaによると、コンティニュアスの血統背景は父ハーツクライ、母フラッフ、母の父ガリレオというもので、従兄には2000ギニーステークスなどを勝利したサクソンウォリアーがいる。またジャパン・スタッドブック・インターナショナルによると、メイビーとフラッフの母スモラはオークスステークスを勝利したダンシングレインの半姉にあたり、ダービーステークスなどを優勝したドクターデヴィアスと同じ牝系である。

netkeibaによると、1000ギニーステークスはナタゴラが勝利、2000ギニーステークスは前述のサクソンウォリアーが勝利、オークスステークスはスノーフォールが勝利、ダービーステークスはオーギュストロダンが勝利、そして今回のコンティニュアスの勝利により、サンデーサイレンスの孫世代がイギリスクラシック競走を完全制覇したことになる。

ジャパン・スタッドブック・インターナショナルによると、鞍上のライアン・ムーア騎手は今回での勝利でセントレジャーステークス3勝目。コンティニュアスの血統を並外れた素晴らしいものと認め、今年3月に22歳で亡くなったコンティニュアスの父ハーツクライについて「ハーツクライは日本のトップスタリオンでした。日本で唯一ディープインパクトを負かした馬なので、とても稀有な存在でした」とITVレーシングの取材に対して語った。

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