ドリス・レッシング氏、2007年ノーベル文学賞を受賞へ
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【2007年10月12日】
スウェーデン・アカデミーは11日、2007年のノーベル文学賞を英国在住のドリス・レッシング氏(87歳)に授与すると発表した。
アカデミーによると「女性の抒情詩人として、懐疑、情熱、先見性をもって分断された現代社会を洞察し描いた」というのが受賞理由。日経新聞によるとドリス氏は女性として史上11人目、また史上最高齢での文学賞受賞となる。賞金は1,000万スウェーデン・クローナ(約1億8,000万円)で、授賞式はノーベルの命日である12月10日にストックホルムにて行われる。
時事通信によるとレッシング氏は1919年にペルシャ(現イラン)生まれ。5歳のときから25年間南ローデシア(現ジンバブエ)に在住し、その後英国に渡ってから「草は歌っている」(1950年)をはじめとする数多くの作品を発表し評価されてきた。また、西日本新聞によると代表作である「黄金のノート」(1962年)は20世紀のフェミニズム運動に大きな影響を与えている。
出典
[編集]- NIKKEI NET 『ノーベル文学賞作品、分断化された文明社会描く』 — 日経新聞, 2007年10月11日
- 時事ドットコム 『ノーベル文学賞に英レッシング氏=分断された文明を詳細に叙述』 — 時事通信, 2007年10月11日
- 西日本新聞 九州ねっと 『ノーベル賞 文学賞に英女性作家 レッシング氏 文明社会を洞察』 — 西日本新聞, 2007年10月11日
- ノーベル財団 "The Nobel Prize in Literature 2007"。2007年10月11日。