タイでクーデター宣言 1932年以後では通算19回目

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
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【2014年5月23日】 NHKによると、タイの軍の司令官が、現地5月22日午後5時過ぎ、テレビ放送を通して「今日(22日)午後4時半、国の全権を掌握した」とするクーデター宣言を発表し、現在の憲法の効力を停止し、タイ全国に対し夜間外出禁止令を発令した。その上で、今回のクーデターは、秩序回復のためとしており、タイの国民には「通常通りの生活を送るように求める」としてクーデターに対するパニックに陥らないように呼びかけている。

産経新聞によると、タイのプラユット司令官は現地5月21日にタイの政府関係者、並びに政府を支持するタクシン元首相派や、反政府派の関係者などの代表者を招いて妥協策を協議していたが、その協議が不調となったことで、クーデターを起こして、秩序回復に努めることが不可欠と判断したとされている。タイでのクーデターは2006年9月以来、1932年以後では通算第19回目である。

NHKによると、これに続き、軍や警察による国家平和秩序維持評議会は現地午後10時から翌朝午前5時まで、タイ全土に対し夜間の外出禁止令を発令するほか、タイにあるすべてのテレビ・ラジオ放送局に対して、当分の間通常放送を中断して評議会による発表のみを放送するように命令した。また同評議会は5人以上の集会の開催も禁じ、政権支持はのグループや、反政府デモの参加者に対して自宅に帰宅するように命じたため、これまでバンコク郊外や首相府周辺で開催してきたそれぞれのグループの集会も中止となり、軍が用意したバスなどで移動しているという。

またNHKの別の記事によると、バンコク中心部は現地5月23日夕方、市民がインターネット上の呼びかけで数百人が集結し「クーデター反対」と書かれた紙などを掲げてクーデターへの抗議活動を行った。市民は「軍によって表現の自由が奪われた」として、口の部分にガムテープを貼ったり、「クーデター反対」と書かれた紙を掲げたほか、「クーデターで暗くなった社会に希望の明かりをもたらしたい」として、ろうそくに火をともし、それを手にして抗議の意思を示したという。

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