ジャック・ワーナーFIFA元副会長に永久活動停止処分
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【2015年9月30日】
FIFA(国際サッカー連盟)の倫理委員会は9月29日に、ジャック・ワーナー元副会長に対して永久活動停止の処分を下したと発表した。
FIFAの倫理委員会は、2018年と2022年のFIFAワールドカップの招致に関連した不正疑惑に関連して、2015年1月からワーナー氏を調べていた。
その結果、ワーナー氏は、FIFA副会長や北中米カリブ海サッカー連盟会長の立場を悪用して、不正に利益を得ていた事が判明した。贈賄を禁じている倫理規定に違反したとして、永久活動禁止処分がなされ、ワーナー氏はサッカーに関連した一切の活動へ関わることが禁止された。
なお、ワーナー氏は2010年のFIFAワールドカップの招致に関連して、票の取りまとめの見返りに賄賂を受け取る罪で起訴され、トリニダード・トバゴにて逮捕されており、スイス検察当局でも9月25日に、ワーナー氏が会長を務めていたカリブ海サッカー連合とFIFAのゼップ・ブラッター会長が結んだ契約についても捜査を始めている。
情報源
[編集]- 『ワーナー元副会長を永久追放=FIFA』 — 時事通信社, 2015年9月29日
- 『FIFA倫理委、元副会長を永久資格停止 汚職事件で』 — 朝日新聞社, 2015年9月29日
- 『ジャック・ワーナー元FIFA副会長を永久活動停止』 — 日刊スポーツ, 2015年9月30日
- 『FIFA 元副会長に永久活動停止処分』 — 日本放送協会, 2015年9月30日