サッカーJリーグ最終戦、ガンバ大阪J1初優勝—J1への入れ替え戦はヴァンフォーレ甲府
【2005年12月4日】
12月3日のJリーグ公式サイト、並びに報道機関各社によると、2005年度のJリーグは同日、J1、J2の両ディビジョンとも最終節(J1=第34節、J2=第44節)が日本各地のスタジアムで行われた。このうちJ1リーグではガンバ大阪が、劇的な大逆転優勝で悲願のJリーグ初タイトルを獲得した。
11月26日に開かれた第33節終了時点では、首位のセレッソ大阪から、ガンバ、浦和レッズ、鹿島アントラーズ、そしてジェフ千葉の上位5チームが勝ち点差2でひしめく大混戦となっていた。
アウェー・等々力での川崎フロンターレとのゲームを戦ったガンバは、リードをするもののフロンターレに追いつかれる一進一退のゲーム運びを繰り広げたが、2-2の同点で迎えた79分(後半34分)に遠藤保仁選手が勝ち越しゴール。更にロスタイムにはアラウージョ選手がこの日2点目のゴール(通算得点4-2)を挙げて試合を決めた。
一方首位のセレッソはホーム・長居にFC東京を迎え、3分と48分(後半3分)に西澤明訓選手が2ゴールを挙げて試合を優位に進めたが、ロスタイムにFC東京の今野泰幸選手に同点ゴールを喫し2-2の同点。これによりガンバの勝ち点は60、セレッソが59でガンバが上回ったため、ガンバのJリーグ発足13年目での初優勝が決まった。2位以下は勝ち点59で4チームが並んだが、得失点差により2位・レッズ、3位・アントラーズ、4位・ジェフ、セレッソは5位で終了した。
またJリーグ公式サイト及び河北新報によるとJ2リーグは、ヴァンフォーレ甲府が京都パープルサンガと西京極で対戦し、1-1の同点で迎えた80分(後半35分)にアラウージョ選手が勝ち越しゴールを挙げて2-1で勝利。またベガルタ仙台は、博多の森球技場でアビスパ福岡と対戦したが1-1の引き分けに終わり、勝ち点はヴァンフォーレが69、ベガルタが68で、こちらも前節4位だったヴァンフォーレが大逆転で3位に入り、チーム初の入れ替え戦・柏レイソル戦(12月7日=小瀬、10日=日立柏のホーム&アウェー方式)にコマを進めた。山梨日日新聞、ウィキペディア日本語版の記事によると、この入れ替え戦は2試合の勝利数の多いチームがJ1に参入するが、勝利数が同じ場合は得失点差(2試合のスコア)→延長戦→PK戦の順番でJ1に参入できるチームを決める。
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[編集]出典
[編集]- 『Jリーグ公式サイト』 — 日本プロサッカーリーグ, 2005年12月3日
- YOMIURI ONLINE関西発 『ガンバ大阪、悲願のJ王者…関西勢で初』 — 読売新聞, 2005年12月3日
- 日経ネット関西版 『ガンバ大阪、初の王者──関西勢初』 — 日本経済新聞, 2005年12月4日
- コルネット 『甲府3位で入れ替え戦に Jリーグ2部最終節』 — 河北新報, 2005年12月3日
- 『VF甲府入れ替え戦進出、サポーター歓喜 最終戦 京都に2-1で逆転勝ち 7、10日 J1柏と決戦』 — 山梨日日新聞, 2005年12月4日