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カネボウの売却先、花王グループが有力

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2005年12月6日】

ロイター通信社や日本経済新聞社は12月6日に、現在産業再生機構の元で経営再建中の日本の繊維メーカー、カネボウと、その傘下にある化粧品メーカーカネボウ化粧品の売却先に、日本のトイレタリーメーカー、花王と国内投資ファンド会社4社の連合体が最有力であることを報じた。

日経によると、去る12月1日に締め切られた株式最終入札に応じた3つの会社陣営の中で、花王グループは応札額が4,400億円程度で、事業会社中心の再建が堅実であると評価されている。カネボウと花王は2004年にも化粧品事業で経営統合を行う計画を持っていたが、その後白紙に戻されていた。

ウィキペディアによると、カネボウは、1887年に東京綿商社として創立され、数回社名を変更し2001年に現在のカネボウ株式会社となった。1990年代から業績不振が続き、2004年に産業再生機構のもとでの支援が開始された。2004年から粉飾決算が明るみに出始め、2005年には東京証券取引所の上場基準に抵触し同年6月13日に上場廃止となっている。

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