カシミール・印統治地区で教育相が殺害される

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
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ジャンム・カシミール州の位置(濃紫)。薄紫は中国、パキスタンが統治。

【2005年10月18日】

カシミールのインド統治地区ジャンム・カシミール州で、18日、グラム・ナビ・ロネ(Ghulam Nabi Lone)州教育相が殺害された。

警察によると、ロネ教育相はスリナガルの公邸で、18日現地時間午前、銃により殺害された。教育相は病院に搬送される途上で死亡した。インドのニュースサイト「レディフ・コム」が地元警察の情報として伝えたところによると、犯人グループは2人からなり、警官の服装をして侵入した。犯人2人は死亡、また治安警察官計3人が死亡した。

「レディフ・コム」によると、ロネ教育相の公邸で銃撃戦となり、犯人が教育相に重傷を負わせた。ここで教育相を警護していた治安警察官2人と犯人1人が死亡した。その後、教育相は病院に搬送されたが途上で死亡した。一方残った犯人グループの1人はさらに別の有力政治家の自邸に侵入しようとしたが、阻止され、治安警察官に銃殺された。またここで治安警察官1人が死亡した。

事件後、アル・マンスリアンとイスラム聖戦戦線の、2つの武装組織が犯行声明を出している。両者はパキスタンに本拠地をおくイスラム系武装組織である。

アルジャジーラによれば、インド政府はアル・マンスリアンを、武装組織ラシュカル・エ・タイバが改名したものとみている。ラシュカル・エ・タイバは、パキスタンを拠点に活動するカシミール分離独立派のイスラム系武装組織で、アルカイーダとの接点が疑われている。

BBCによれば8日のカシミール大地震で、インド統治地区では1,300人以上の死者が出た。報道は、地震後も武装勢力によるヒンズー教徒への襲撃が行われていると伝えている。

事件後の対応と反応[編集]

インドの各報道機関によれば、18日、インドのドゥガル内相はロネ教育相の死亡で地震の救援活動が妨げられることはないとする声明を出した。またドゥガル内相が19日、ジャンム・カシミール州の治安対策を視察することが公開された。

ニュースサイト「ミッディ」によれば、18日現地時間夕方、ロネ教育相の葬儀がスリナガルで行われたと当局が発表した。

18日、パキスタンの通信社パクトリビューンは、パキスタン外務省スポークスマンが襲撃犯を非難する声明を出したと伝えた。


出典[編集]