エキスポランドでジェットコースター脱輪事故

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出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2007年5月5日】

毎日新聞、読売新聞によれば、5月5日、大阪府吹田市にある万博エキスポランドで、ジェットコースターの車輪が脱輪し、車両シートが突然外れ4人が落下する事故が起きた。1人はフェンスで体を強く打ち、まもなく死亡した。この遊園地はゴールデンウィークということもあり、家族連れなどで賑わっていた。

こどもの日に、惨事は起きた。5月5日午後0時48分、エキスポランドのアトラクション「風神雷神II」で、車輪が脱輪する事故が起きた。その事故で、アトラクションに乗っていた滋賀県東近江市に住む19歳の女性1人が死亡、20人以上が重軽傷を負った。

このアトラクションは、ジェットコースターであるが、立ちながら乗るアトラクションだった。ジェットコースターには1両あたり4人が乗車でき、あわせて24人が乗車できる。事故当時は22人が乗っていた。そのまま出発し、下り坂に差し掛かった際に、車両の部品が破損し、飛び散った。その直後に事故が起きた2両目が左に45度傾き、そこに乗車していた女性(死亡)の頭が手すりに衝突した。この女性を含めた3名がそのままアトラクションから落下し、地面にたたきつけられた。その後アトラクションは急停止した。

読売新聞によれば、事故の原因は不明であるが、車両の部品が破損して飛び散っていることから金属疲労によるものと推測される。エキスポランドはその後、新規入場を中断し、営業を中断した。中にいた人たちも、退場させられた。

読売新聞によれば、事故が起きたものと同型のコースターがある、三井グリーンランド(熊本県熊本市)やよみうりランド(東京都稲城市)などでも、事故後運転を中止し、臨時点検を行った。

毎日新聞の記事には、事故発生当時現場に居合わせた人らのインタビューが掲載されている。それによると、午前10時半に、前兆的なものが確認されている。通常より横揺れが大きいもので、インタビューに答えた人は「そのときには異変が起きていたのかも」と話している。事故発生の0時48分、事故が発生した場所の真下にいた会社員は「金属が摩擦するような『ギュー』という音がした」と語った。また、毎日新聞のインタビューによればジェットコースターに乗ろうと乗り場に向かっていた15歳女性の人は、「『バリバリ』という物が壊れる音で頭上を見上げた。コースターとみられる部品の破片が飛び散ってきた。白い煙も見えた。2両目の前の人はピクリとも動かなかった」と語った。この女性はその直後にショックで涙があふれたという。乗客らが降ろされたのは事故発生から10分後だったという。園内には、「救急車を呼んでるのか」といった叫び声が広がっていたという。

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