ウナギの産地偽装 - 架空会社名義のラベルなどの作成も
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【2008年6月25日】 中国産のウナギの蒲焼を日本・愛知県一色産と偽装して販売したとして、日本・農林水産省は25日 (UTC+9)、大阪府大阪市の「魚秀」と兵庫県神戸市の「神港魚類」を日本農林規格・JAS法 (農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律) に基づき改善指示を出した。農林水産省は同日、これをウェブサイトにて公表した[1]。毎日新聞によると、「神港魚類」はマルハニチロホールディングスの子会社[2]。
農林水産省の発表によれば、魚秀は原産地が中国であるウナギ蒲焼を「愛知県(三河一色産)」として表示し、製造者については登記もなく住所も架空である「(有)一色フード」を表示し、販売していた。また、この架空会社名を使い、商品に対して愛知県三河一色産であるとする産地証明まで発行していた。神港魚類は魚秀の出荷商品に産地や製造者の偽装表示があることを認識していながら販売していた。[1]
毎日新聞、共同通信によると、農林水産省は「悪質性が相当高い」としている。[2][3]
出典
[編集]- ↑ 1.0 1.1 『架空会社による一色産うなぎ蒲焼きの産地偽装等に対する措置について』 — 農林水産省, 2008年6月25日 (UTC+9)
- ↑ 2.0 2.1 『産地偽装:マルハ子会社、中国産ウナギを架空会社で 「一色産」ラベル - 毎日jp(毎日新聞)』 — 毎日新聞, 2008年6月25日 (UTC+9)
- ↑ 共同通信 『巧妙手口「悪質性高い」ウナギ産地偽装』 — 47NEWS, 2008年6月29日18時03分 (UTC+9)
外部リンク
[編集]- 『農林水産省からのJAS法に基づく指示ついて』 — マルハニチロホールディングス, 2008年6月25日 -「JAS 法違反商品の販売に関するお詫び」(2008年6月25日、神港魚類)を含む。