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インドネシア・スマトラ島で国内線旅客機が墜落

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2005年9月5日】 インドネシア・スマトラ島の都市メダンで、5日午前9時40分(インドネシア西部時間、UTC+7、日本時間午前11時40分)ごろ、空港を飛び立ったばかりの旅客機が墜落した。

墜落したのは、インドネシアのマンダラ航空のジャカルタ行きのボーイング737-200で、メダン空港を離陸して1分後に、住宅地に墜落した。毎日新聞は、小爆発を繰り返しながら大通りに墜落したと、目撃者や航空会社の話を伝えている。

乗客乗員の安否について情報が錯綜している。当初、乗客乗員の安否は絶望視されていると報道された。AP通信などは、乗客乗員を117名、読売や共同は乗っていたのは109人と伝えている。ジャカルタ・ポストはハッタ・ラジャサ運輸相の発言として、現地時間午後1時34分、搭乗者117人すべてが死亡した可能性があると伝えた。その後現地時間午後3時38分(日本時間午後5時38分)、航空会社が少なくとも6人の生存を確認したとジャカルタ・ポストは報じた。

地元局メトロ・テレビが、目撃者の話として住宅約10軒の炎上を報道したと、共同通信は伝えている。

またBBCなどが、ナザル・ヌルディン北スマトラ州知事を含む複数の政治家が事故機に搭乗していたと伝えている。ジャカルタ・ポストによれば、インドネシア上院(地方代表院)の報道官が、上院議員2人が事故で死亡したと発表した。2人は、上院の会議に出席するためにジャカルタに向かうところだった。

英語版ウィキペディアによれば、マンダラ航空は、インドネシアでジャカルタを中心に国内線を扱う小規模の航空会社。BBCによればインドネシア国軍が大部分の株式を保有している。独立行政法人 労働政策研究・研修機構は、財務圧迫を伝えていた。

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