イランで誘拐された横浜国立大学生無事解放

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2008年6月16日】 共同通信電・テヘラン発によると、在イラン日本国大使館が6月14日 (UTC+3:30)、イラン南東部で武装集団に拉致された横浜国立大学4年生の中村聡志さん(23歳)が無事に解放された事を発表した。また国営イラン通信は中村さんの解放とともに、武装集団が逮捕された事も合わせて伝えている。

朝日新聞によると、日本の外務省は6月15日夜に小野寺五典外務副大臣がテヘランに向けて出発し、イラン現地16日午前に到着。身元確認後中村さんとともに帰国するという。

朝日新聞の別の記事によると、中村さんの実父・淳貴(きよたか)さん(54歳)は6月15日に大阪府豊中市役所で記者会見を行い、「皆さんにご迷惑・ご心配をかけて申し訳ありませんでした。ホッとしました。本人(聡志さん)に会ったらよく頑張ったと声をかけたい」とコメントした。淳貴さんの話では、中村さんから14日午後11時半ごろ、淳貴さんの自宅に「どうも解放されたような気がする」と電話があり、「心身ともに元気」と説明した。その後15日午前2時ごろに日本の外務省に無事の解放を確認し、家族で喜んだという。

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