イプシロンロケット5号機の打ち上げが成功

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【2021年11月22日】

イプシロンロケット5号機の打ち上げ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日午前9時55分16秒、鹿児島県肝付町内之浦宇宙空間観測所から固体燃料ロケットイプシロン5号機」を打ち上げた[1]。搭載した全ての衛星を予定通りの軌道に投入し、打ち上げは成功した[1]。これにより、イプシロンロケットは初号機から5機連続での成功となった[2]

今回搭載した衛星は、小型衛星「小型実証衛星2号機」(RAISE-2、重量110kg)や、超小型衛星4機、そしてキューブサット4機の合わせて9機だ[3]。これらは国の「宇宙基本計画」で策定された「宇宙空間での実証機会の提供」をJAXAが「革新的衛星技術実証プログラム」の形で実現したもので[4]、今回は同プログラム(全7回)の2回目にあたる[3]。RAISE-2には6個の実証テーマが詰め込まれているが[4]、他にも様々な大学や企業が開発した超小型衛星・キューブサット、中には高専10校が共同開発した衛星も積まれていた[4]


ところで、イプシロンロケット5号機は、打ち上げを3回延期していた[2]。当初は10月1日の予定だったが、レーダーのトラブルで発射19秒前に停止[5]。延期後の10月7日・再延期後の11月7日はどちらも天候不良で打ち上げが中止となっていた[2]。また、打ち上げ当日の9日は、地球に帰還していたクルードラゴン2号機の飛行に影響が出ないよう、打ち上げ時刻を4分遅らせていた[2]

今後、イプシロンロケットは6号機を打ち上げた後、後継のイプシロンSに受け継がれる[3]。イプシロンSは、打ち上げにかかる費用を現行の58億円(イプシロン5号機)から30億円程度に抑え[5]、IHIエアロスペースへの移管も予定されている[6]

情報源[編集]

  1. 1.0 1.1 『イプシロンロケット5号機による革新的衛星技術実証2号機の打上げ結果について』, JAXA、2021年11月9日。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 『イプシロン 5機連続成功 最多9衛星を予定軌道に投入 JAXA、3度の延期後 鹿児島・内之浦宇宙空間観測所』, 南日本新聞、2021年11月9日。
  3. 3.0 3.1 3.2 『イプシロン5号機が打ち上げ成功、搭載した9機の衛星の正常な分離を確認』, マイナビニュース、2021年11月9日。
  4. 4.0 4.1 4.2 『9機の革新衛星は宇宙で何を実証する? イプシロン5号機で10月に打ち上げへ』, マイナビニュース、2021年8月26日。
  5. 5.0 5.1 『新技術に挑む9衛星載せ、イプシロン5号機打ち上げ成功』, マイナビニュース、2021年11月9日。
  6. 『IHIの宇宙ビジネスに追い風 イプシロン打ち上げ成功』, 産経新聞、2021年11月9日。


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