アメリカ大統領選挙、オバマ氏が再選

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
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【2012年11月8日】

再選されたオバマ大統領(撮影時期:2009年1月、CC-by-3.0
ロムニー候補(撮影時期:2011年10月、CC-by-3.0

アメリカ大統領選挙は11月6日(UTC-5)に投開票が行われた[1][2]。現職として再選を目指していた民主党バラク・オバマ大統領(51歳[1][2])が、共和党から対立候補として出馬していたミット・ロムニー候補(前マサチューセッツ州知事[2])(65歳[1][2])を破り、大統領に再選した[1][2]

10月に行われた大統領候補によるTV討論会の第1回で、ロムニー候補はオバマ大統領を圧倒する論戦を展開[3]。オバマ大統領はロムニー候補への批判は抑えめにした持論を展開したが、主要メディアには「弱腰」と受け取られてしまった[3]。またTV討論会後の世論調査においても、CNNが67%対25%、CBSが46%対22%と、ロムニー候補が優勢であると見られていた[3]

その後TV討論会の第2回・第3回でオバマ大統領が巻き返しを図ったが、ギャラップ社による全国ベースの支持率で見ると、オバマ・ロムニーの両者とも支持率が47~49%で推移しており、どちらが勝利してもおかしくない「史上最大の激戦」とするメディアもあった[3]

だが、10月29日にニュージャージー州へ上陸したハリケーン「サンディ」への対応が、オバマ・ロムニー両者へのイメージを一変させた[3]。 「サンディ」の発生後、オバマ大統領は10月29日から31日までの選挙キャンペーンをキャンセルとして災害対応の陣頭指揮を行った。 さらにオバマ大統領は、「サンディ」による被害の大きかったニュージャージー州を31日に訪問。オバマ大統領は同州の知事であるクリス・クリスティ知事と共に被災地の復旧へ全力を挙げる方針を打ち出すなど、選挙戦よりもまずは被災地の救済が優先事項である事を、オバマ大統領は行動で示してみせた[3]。 「サンディ」への対応に関して、ABCテレビが10月30日に調査した結果では、オバマ大統領による災害対応の初動を「評価する」と答えた割合は78%に達した。これに対しロムニー候補も被災者支援集会を開きはしたものの、その対応を「評価する」割合は44%にとどまった[3]

こうした状況の中で、大統領選の投開票当日を迎える事となった。 選挙人のアメリカ全体における人数が538人であるのに対し、過半数となる270人を獲得することが勝敗を決する要素となっていた[2]。 ロムニー候補は伝統的に共和党の勢力が強いアメリカ南部で支持を集め、選挙人を203人獲得した[2]。 これに対し、オバマ大統領はニューヨーク州を始めとした民主党の勢力が強い地域において支持を着実に集める[2]。 その上で、接戦州であったオハイオ州ウィスコンシン州ニューハンプシャー州でロムニー候補に競り勝った[2]。 これらの成果により、オバマ大統領は選挙人を275人獲得[2]。 選挙人の獲得が過半数を上回った事で選挙の趨勢が決まり、オバマ大統領の再選が確定した[2]

大統領選挙の結果が確定された後、オバマ大統領は「Twitter」で現地時間の6日午後8時頃に「Four more years.(さらに4年だ)[4]」とツイート、簡潔でありながらも明確な勝利宣言を行った[4]。 その一方で、ロムニー候補が7日午後に、マサチューセッツ州の都市ボストンで今回の選挙結果に関した演説を支持者へ向けて行い、正式に敗北を認めた[1]

情報源[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 『オバマ大統領再選 ロムニー氏振り切る』47NEWS(共同通信社)、2012年11月7日 15:31(UTC+9)。
  2. 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 『オバマ氏再選=経済運営に一定の評価-最激戦州制す・米大統領選』時事ドットコム、2012年11月7日 13:47(UTC+9)。
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 寺澤英光 『BTMUワシントン情報(2012/ No.021) 米国大統領選挙/投票前夜 (PDF)』三菱東京UFJ銀行 ワシントン駐在員事務所、2012年11月2日 18:53:27(UTC+9) 最終更新2012年11月2日 18:53:32(UTC+9)。
  4. 4.0 4.1 『オバマ氏、たった3ワードの勝利宣言ツイート』ITmedia ニュース、2012年11月7日 14:35(UTC+9)。

外部リンク[編集]