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くいだおれ7月に閉店 売り上げの低迷と老朽化のため

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
くいだおれのシンボル「くいだおれ太郎」(参考、2008年3月撮影、GFDL)

【2008年4月10日】

日経新聞と読売新聞関西版によると、大阪市道頓堀にある食堂くいだおれが7月8日に閉店、1949年からの約60年の歴史にピリオドが打たれることが明らかになった。

読売新聞によると、運営会社の「株式会社くいだおれ」が報道機関に送ったリリースでは、建物の老朽化や周辺の環境や時代の変化、家族経営を続けることが限界になってきたことが理由とされている。また読売新聞がくいだおれの関係者にインタビューしたところ、建て替えの経営体力がない旨をコメントしている。なお閉店については4月9日にくいだおれの山田昌平社長が会見を行う。また、同日からくいだおれ人形の秘蔵写真などの写真展示や各地の特産品料理フェアである「さよならくいだおれフェア」を開催する。

日経新聞と読売新聞によると、くいだおれは1949年に開店。和食・洋食などの多彩なメニューで「大食堂」文化を築く。また、「くいだおれ太郎」は開店の翌年(1950年)から設置され、江崎グリコの看板やかに道楽の巨大人形とともに道頓堀を代表するシンボルとされるとともに、大阪の観光スポットとしても知られた。また、読売新聞によると、現在の建物は1959年に建設され、1階がレストラン、2階は居酒屋、3階から8階は宴会場である。日経新聞によるとくいだおれ人形の今後の処遇は未定であるという。

産経新聞のインタビューに応えた藤本義一さん(小説作家)は「惜しいなぁの一言です。道頓堀界隈に観覧車が出来たりして雰囲気も変わった。時代の変化があったともいえるかも知れない」と残念がっていた。

4月10日に朝日新聞が伝えたところによると、同社の山田社長は条件次第では売却も検討するという。売却した場合、可能であれば店名とくいだおれ太郎人形も残してほしいとコメントしていることを伝えた。関西大学宮本勝浩教授(理論経済学)の試算の結果では、くいだおれ太郎人形がもたらす経済効果は年間17億円ほどになるという。

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